セミナーを受講しました ~「より良く生きるには?」~
こんにちは!
marketer shinです。
弊社webページのニュースリリースでお知らせしていた、8月26日の社員研修に参加してきました!
単発のセミナーだったのですが、生き方について、自分の在り方について考える良いきっかけとなる内容となりました。
せっかくの良いお話しだったので、今回セミナーで学んだことをシェアしたいと思います。
まず配布されたアジェンダにびっくり!講師の先生がお話しされる内容が全く想像できません!!
まずい…もしかしてピンと来ていないのはshinだけなのでは?!と思い周囲を見渡すと、同僚・先輩の面々も頭の上に「?」が表示されてるかの如き表情。よかった。
講師の先生は、柔らかな語り口で数々の多岐にわたるトピックスを滔々と述べられます。
始めどころか途中くらいまで「どの話とどの話が結びつくのやら…!?」という感じでしたが、講義を終わりまで聞き、質疑応答でのやり取りを聞き、やっと全ての伏線が回収されたように感じ、納得できました。
これまで別々の話だと思っていた話題が終盤になって急速に結論に収束する論法は、さながら伊坂幸太郎を思わせます。
☆これはセミナーに全く関係のない、我が家のジャンガリアンハムスター(クリーミーライン)のゆきろくんです!
shinなりに理解した内容を簡単に紹介すると
■人は、人との交流なしには生きていけない。
■自己の存在は他人との関わりによって確立され、ポジティブなストローク※からはプラスの感情を得られるが、マイナスの感情は不機嫌によって容易く伝播・拡散する。
■暮らしにはお金も必要。働かなければならない。
■働くとは、傍(はた)を楽(らく)にすること。つまり、先ず自分が人の役に立つ・人に益を与えることで、はじめて感謝や報酬を手にすることができる。
■幸せに暮らす、その幸せとは、上下や左右と比較したり、何か物を手に入れることで「なる」ものではなく、自身の持っているもの・自分の在る場所で見つけることで「感じる」ものである。
以上が概要です。
※「ストローク(Stroke)」とは、人とのコミュニケーションから得られる精神的な刺激のことをいいます。心理学用語らしいです。
講義中にあった、バークレーでの心理学の実験、セルフイメージが人の選択を決定させる(操作することができる)という実験結果は衝撃でした!
潜在的な自己評価、自分は〇〇なところがある、〇〇な性格だから~といった思い込みが、日々の、ひいては人生の選択に影響を及ぼすというお話です。
また、講義の中でブッダの「弟子の修行として貧しい村で托鉢を行う」という話があったのですが、先ずは傍を楽にする(=他人に貢献する)という発想を持つことが幸せのサイクル、お金が回るサイクルを回し始める第一歩であるという内容でした。
(村人たちはそれができていないがために貧しいまま変わらない。実は弟子たちは托鉢することが課題なのでなく、村人たちにそれを気づかせることこそが修行の本質だった。)
自己完結するだけでは、ホモサピエンスとして進化する過程で獲得した「他人とのストロークによる自己の存在証明の獲得、働きによる報酬の獲得」という特性を無視することになり、立ち行かなくなると言われ、ハッとしました。
自分一人で作業や仕事をしているように感じる場面はあるかもしれないけれど、それはあくまで集団(社会、会社、部署、etc.)の中で役割分担の一つであり、他人とのコミュニケーションや相手に寄与することの重要性を理解せず、また実行しなければ、いつまでたっても精神的にも金銭的にも貧しいままなのだ、(逆に言えば、理解し、実行することで謝礼や存在証明を得られる)と解釈しました。
他のビジネスセミナーなどでも「まずは相手の困りごとを的確にとらえ、貢献することが重要」といった内容をよく耳にしますが、今回のセミナーでは、進化学、文化人類学、心理学、仏教学などの幅広い分野から先生が得られた知見による、その背景の相互性、つながり、を広く説明していただいたことで、「より良く生きる」という抽象的なテーマに対して深い理解を得ることができ、私にとって非常に納得感のある講義となりました。
☆これは講義に全く関係のない、ケージの隅でくつろぐゆきろくん。名前の由来は「白いから。ゆきみち(雪路)って意味だよ」by当時4歳だった長男
老子の「知足(足るを知る)」という言葉にもあるように、自分の置かれている場所で幸せを見出し、また、主体的により良くあろうと日々努力する姿勢が、より良いセルフイメージを作り出し、より良い選択をすることができるのだと思いました!
shinも毎日気持ちよく挨拶を交わし、持っている仕事・課題に真摯に取り組み、周りの人や貢献して、(物理的、精神的にも)豊かで幸せな人生を送りたいと思います♪